古本
2025/4/8(火)

関西に出張にでかけた帰り道、ふと目にとまった古本。著者、鶴見和子さん。師・小林カツ代がとても好きな方で、時折電話をして長話をしていたことを思い出しました。
まるで恋人に会うかのように電話の受話器をもってにっこにっこ、仕事の合間におしゃべりをしていた姿が昨日のことのように、おもいだされて思わず本を手に取りました。
私は電話のつなぎ役で、声をきいたことはありませんが、温和な声と丁寧な日本語を話す方。本は昭和28年のもの。いわゆる活版印刷の時代です。それも戦後まだ、数年しかたっていないせいか、インクのノリも、紙もふるいからではなく、時代をおもわせる1冊。
古本屋のおばあちゃん、曰く、これはたぶん、そうは出てこないとおもう。鶴見先生の本は読んだことがなかったので、買ってみました。
大事に大事に読んでいこうと思います。中、ページがはがれそうなんですよ。
KSホンダ