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二十四節気 食ごよみ

秋分(しゅうぶん)

新暦9月23日頃〜
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。これから徐々に夜が長く、昼が短くなっていきます。この日をはさんで前後7日間が秋のお彼岸です。
▲次の24節気は寒露(10月8日頃〜)です。
お節介訓 その16
秋分は、乾燥によるトラブルが起こりやすいとき。秋の恵みをたっぷりいただき、のどや肺を潤して、養います。

秋分のおすすめは
ほうれん草とチーズの重ね焼き
乾燥知らずの秋にいたしましょう!

薬膳のポイント>ほうれん草、豚ひき肉、チーズ、松の実、トマト…体を潤す食材を、順番に重ねて焼きました。じゅわっ〜とした食感と、とろ〜りチーズが口の中で幸せなハーモニー♪秋分のころ、まだちょっと気温が高めの日におすすめの一品です。

秋分食べもの語り
 日差しがやわらかくなってきました。自然界は陽気と入れ替わるように陰気が次第に増しています。秋分はちょうど陰陽の転換点。これから気温が少しずつ下がり、湿気を含んでいた空気はみるみる乾燥していきます。

 秋は、乾いた空気が鼻、のど、皮膚から体内に直接侵入しやすい“燥邪(そうじゃ)”の季節。コホッと乾いた軽い咳が出る、のどや鼻の粘膜に刺激感がある、肌がカサカサする…などの症状に気づいたときは充分注意してくださいね。やがて乾燥が“肺”のトラブルを招いてしまうこともありますから。

 中医学における“肺”は、潤いを好み、乾燥を嫌う性質を持ちます。燥邪の侵入により傷ついてしまうと、肺が司る呼吸や水分代謝機能が低下し、気や水の巡りが滞り、咳や痰など呼吸器系のトラブルを引き起こします。さらに“肺”は、気を体表に巡らせるバリア機能も担うため、働きが弱まると寒さやウイルスが容易に侵入し、カゼをひきやすくなることもあるので厄介です。

 そんなことになる前に、体に津液(体のよい水分)を生じさせて潤し、養うことが大切です。これを叶えてくれるかのように、秋が旬の食べものは、体を潤し、のどや肺によいものが豊富です。自然はほんとうに素晴らしい!
秋の恵みに感謝しながら、乾燥知らずの体をつくっていきます。


薬膳的!秋分、これ食べたい!
 秋分の頃は、空気は乾燥してきますが、気温はまだ高めの日もあり、体内の乾燥が熱に変化してしまうこともあります。そんなときは、潤しながら、余分な熱は取り除くこと、過剰にあたため過ぎないこと―これが大切です。

 おすすめの食材は、里芋、豆乳、胡麻、梨、柿、ぶどう、銀杏、松の実、白きくらげ、豚肉、牛乳、チーズ、豆腐、大根、ほうれん草、はちみつなど。唐辛子、にんにく、胡椒など、温性で刺激性のあるものは津液を消耗させやすいので、控えめに。


梨とルッコラのサラダ
梨の食感とスダチの香りを楽しむ初秋のサラダ。のどの熱を取り除き、渇きを潤します。

 さて、秋分に食べたい料理。

 ちょっとおしゃれに、「梨とルッコラのサラダ」はいかがでしょう。梨は熱を鎮め、肺を潤し、のどの乾燥や炎症をやわらげるとされる、まるで初秋の薬のような果物。KATSUYOレシピには梨を使ったデザートもたくさんあります。ぜひ梨を常備して、作ってみてください。

「ほうれん草とチーズの重ね焼き」は、豚肉やチーズ、ほうれん草、トマトなど、体を潤す食材をたっぷり使った料理です。ほうれん草やトマトは、薬膳では体の熱を冷ます作用をもつ食材とされています。秋分の日のころ、夏のような暑さはないけれど、日中の陽射しがまだ少し強いかな、という日におすすめです。


里芋ときのこの味噌グラタン
ねっとりとした里芋の美味しさをとろ〜りクリーミーなグラタンで。体を潤し、粘膜を守ります。

 気温も下がり、だいぶ少し涼しくなってきたならば、「里芋とれんこんの味噌グラタン」を。里芋は薬膳では、痰を取り除く作用があるとされ、豊富な食物繊維が便秘改善に効果的。独特のぬめり成分には胃腸の粘膜保護や、動脈硬化予防なども期待される、頼もしい根菜。まさに今が一番おいしい時です。

 秋は寒い冬を迎える準備に入る大切な時期。陽気がひそめ始める頃ですので、少し物悲しさも感じますが、心身を潤しておだやかに過ごしたいものです。


▲二十四節気とは、1年を24等分にした旧暦上の季節の目印です

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2018/10/08

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