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二十四節気 食ごよみ

冬至(とうじ)
新暦12月22日頃〜
北半球では、一年で昼間が一番短く、夜が一番長い日です。陰の気が極まる日で、この日から徐々に陽の気が入り、日がのびていきます。
▲次の24節気は小寒(1月5日頃〜)です。

お節介訓 その22
冬至は、「温補」が大切です。「温補」とは、温かくして補うこと。みかんを上手に使って、カゼをひかずに過ごします。

2017 冬至のおすすめは
 陳皮入りの特製ふりかけでカゼ知らずの冬を目指しましょう。朝ごはん、お弁当にもおすすめです。

じゃこの陳皮ふりかけ
ふりかけて、元気な冬!

薬膳のポイント>陳皮は主に温州みかんの皮を乾燥させたもの。さわやかな香りが気の巡りをよくし、胃腸の働きを高めたり、体を温めたりしてくれます。カルシウムたっぷりのじゃこ、山椒、胡麻、青のりと組み合わせたふりかけは栄養も抜群。ぱぱっとふりかけると、幸せな気分に。陳皮の作り方は「冬至 これ食べたい!」を見てくださいね。

冬至食べもの語り
 冬至の別名は一陽来復(いちようらいふく)。これは中国古代の占い書「易経(えききょう)」に記されている言葉で、この日を境に衰えていた太陽の力が復活しはじめる、1年の中でもとても大事な切り替えのときとされています。

 冬至には、かぼちゃ=南瓜(なんきん)など「ん」のつくものを食べて「運」を呼びこみ、小豆の赤が太陽を意味して邪気を祓い、香りと薬効のある柚子湯に入って身を清める…。先人たちが残してくれた習慣です。

 実際、かぼちゃはビタミン、カロテンがたっぷりで疲労回復、カゼ予防に最適。小豆は利尿作用や解毒作用を持ち、柚子はビタミンCが豊富で体を温めて血流をよくし、爽やかな香りにはリラックス効果も!昔の人の知恵、厳しい寒さに負けないためにも、ありがたく受け継ぎたいですね。

 さて、冬至で注目されるのは柚子ですが、さらに身近な冬の柑橘類、みかんもどうぞお忘れなく!ビタミンC、ビタミンA、クエン酸が豊富で疲労回復、カゼ予防、美肌づくりにもよいみかん。主に温州みかんの皮を乾燥させたものは古くから薬として使われ、体を温めて気の巡りをよくし、胃腸の働きを整え、咳や痰の不快な症状をやわらげるとされてきました。よく乾燥させて年月を経たものは陳皮(ちんぴ=古い皮)と呼ばれ、古いものほど珍重されます。

 みかんの皮は料理やお茶に使うもよし、ガーゼに入れて入浴剤として使えば、保温力アップ、ぽかぽかの薬湯に。ぜひ活用して、カゼ知らずの年末年始を!


薬膳的!冬至、これ食べたい!
冬至の頃は、体を滋養する食材に、乾燥みかんの皮をプラスした料理を。香りと酸味が食欲をそそり、体をほんのり温めてくれるのは、冬限定のお楽しみ。温州みかんの皮で陳皮を作り置きしておくと重宝します。

陳皮の作り方は、みかんを食べる前に、ぬるま湯で皮ごとよく洗って水けをとり、実を食べ終わったら皮を適当な大きさにちぎり、ざるにのせて天日干し。しっかり乾燥してカラカラになったら湿気のないところで密封保存します。

ぶりと蕪の陳皮雪鍋
雪に見立てたかぶと脂ののった旬の寒ぶり。陳皮入り味噌をつけて食べれば、体の芯から温まります。

静かな冬の夜には、陳皮と昆布だしをベースに作る「ぶりと蕪の陳皮雪鍋」はいかがでしょう。蕪のすりおろしは消化を助け、煮ると甘みたっぷり。とびきり新鮮な寒ぶりはさっと火を通し、陳皮を加えた特製味噌だれをつけてどうぞ。

寒い季節の油淋鶏
鶏肉の下味と、甘辛だれにみかんの皮を入れました。爽やかな風味はカゼ予防にもぴったり。

寒かった一日のあと、ちょっと力をつけたいな、という日には、香ばしく揚げた鶏肉に、陳皮と葱と生姜をきかせたたれをたっぷりかけた「寒い季節の油淋鶏」を!

中国には古くから「冬令進補、春天打虎(冬に養生しておけば、春に虎を倒すほどのパワーが出てくる)」という言い伝えがあります。

寒さに負けない体をつくって、来年の春をどうぞ元気にお迎えください。

▲二十四節気とは、1年を24等分にした旧暦上の季節の目印です

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2018/09/23

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