けんちん汁

沢山の野菜が食べられる、もう、何百年とつづくふるいふるい精進椀なり
【A】
水:小さじ1
※1カップ = 200ml
米の1カップ = 1合(180ml)
※大さじ1 = 15ml 小さじ1 = 5ml
※カロリー= 1人当たり
1. 食材は、適当な大きさに切りそろえる。切り方に約束ごとは、特別にはありませんが、例として、こんにゃくは一口大の薄切り、人参と大根は5mm厚さのいちょう切りにする。
2. 里芋は1cm厚さの輪切りにする
長葱は2cm長さのブツ切りにする。
油揚げは1cmに切る。
3. 鍋にごま油を熱し、人参、大根、こんにゃく、油揚げ、豆腐の順に強めの中火でよく炒める。
4. 全体に油がまわったら、出し汁を加える。フツフツしてきたら里芋を加え、蓋をして弱めの中火で煮る。
5. 里芋に火が通ったら長葱を加えて、【A】の調味料で味を調える。
6. フツフツしているところに水溶き片栗粉を加えて優しいとろみをつけ、再び煮立ったら火を止める。
7. 椀に盛り、小口切りの細葱を散らす。
好みで七味や一味唐辛子をふる。
♪薬味は好みでおろし生姜もパンチがきいて美味しい。両方いれてもOK。体調や、季節に合わせて、薬味を楽しんでみましょう。夏の冷房に当たりすぎたり、冬に寒くてたまらないときは、生姜のおろしたのは是非ほしいところ。
♪本来、この料理は、お寺の精進料理のひとつでした。昔は出し汁を使わず水だけで作りました。丁寧に丁寧に炒めて、水だけでもおいしかったのは、長い時間かかって滋味深い味を作りあげた、昔の野菜のお話。
♪これも豚汁同様、ほとんどの野菜の栄養素が詰まった一椀となっています。朝昼、野菜食べた記憶ないなんて時には、この汁ものは是非おすすめ。塩むすびにけんちん汁さえあれば、献立としてはバッチリ。疲れも吹き飛ぶ、汁物の代表ですよ。