魂の包丁
2018/10/19(金)
柄が完全に老化により、なくなり
どこの包丁屋に持ち込んでも
直せないな〜と、匙を投げられた包丁。
弟子になったばかりのころ
師匠が若い頃から使っていたという包丁を
ずーっと、使わせてもらっていたもの。
私の青春がつまった刃物。
ひょっとしたらと、お馴染みの骨董、器店に
入院したら、新しい木を使って直しでもらった!
ばんざーい❗彼のこだわりは、私の右手になじむこと。そして、彼曰く、使いやすいものは、よく見ると良くできていて、作った人の気持ちと魂が宿ってるからね。
で、もう一本自宅用包丁を入院させに。
『えーーーーーっ、これ、重症!』
チャレンジしてくれるそうで、あきらめつつ、期待大なり〜。
KSホンダ
●ホンダ
コメントくださり、ありがとうございます。
包丁はほんと、良く切れる使い慣れたものが手放せないですよね。
持ち手はことに、材料と自分をつないでくれるもの。私の包丁を直してくれた骨董屋さんの店主、大嶌氏によると、
直して欲しいという、つかいなれた刃はみればみるほど、その刃を作った人の愛情と技術が溢れているんだよね。だから、おれは直しやではないけれど、なんとかしなきゃって、努力するんだよね。
という言葉がとても印象的でした。もう1本の重症包丁といま、取り組んでも貰っています。
投稿日:11月10日
●
包丁が治って良かったですね。
私も夏頃、堺の末広 包丁の持ち手がポロポロして木屑を拾えなくなり、直すところを探していました。ネットでやや離れた所に砥ぎやさんがあることを知り、暑い中歩いて訪ねました。
出刃包丁の研ぎも頼み、持ち手が治らないと諦めた包丁と歯が欠けている菜切り包丁は廃棄を頼み、新潟の正広 三徳包丁を購入し、帰宅後使ったら今までのと違い、刃先のカーブと背が厚いせいか使いづらい。
急遽、持ち手を直してと頼み、出来上がってきました。野菜を切るには、慣れ親しんだ包丁のほうが切りやすいし、こちらのほうがカボチャも良く切れます。
持ち手は材木で修理仕上がり、たまに使ってますが、いまだに新しい三徳包丁には慣れません。
投稿日:10月24日