バウムクーヘン
2019/8/18(日)
何年か前に書いたことがあるので、同じ内容をご容赦下さいね。私は焼き菓子の中でバウムクーヘンが、幼い頃から大好き。ある日BSNHKの番組で、日本でバウムクーヘンを生んだカール・ユーハイムさんの番組を見て号泣し、興奮しすぎてユーハイムに感謝の手紙を出したことがある。
ユーハイム氏は、いわゆる第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして関東大震災に巻き込まれ、翻弄された人物。大好きなバウムクーヘン誕生にこんなに苦労とともに生まれ、日本で育ったバウムクーヘンはその彼の歴史を重ねる様に、年輪の層を美しく見せている。
バウムクーヘンを食べるたびに、彼が刻んだ歴史を思い出す。皮肉にも、戦争という過ちが日本に定着させた洋菓子といっても過言ではないとおもう。
私はひと口ひと口味わい、なぜかバウムクーヘンを食べる時だけは、心から手をあわせてから食べるので、友達によく笑われる。
この番組はこれきりにしないで、NHKさんには8月には必ずやってほしいとおもっている番組なんです。当時、終戦の前日、ユーハイムさんは神戸で亡くなっています。終戦の声を聴かずに。これもテレビで放送されました。戦争は日本人だけでなく、多くの人を不幸にしたんです。
(過去の記事は『カール・ユーハイム&エリーゼ・ユーハイム』というタイトルで、2010年1月23日に配信していました。)
KSホンダ