台風シーズン
2019/9/1(日)
立春(2月4日頃)から数えて210日目が雑節のひとつ「二百十日」(にひゃくとおか)です。毎年9月1日頃は丁度「防災の日」です。この日は1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんで1960年(昭和35年)に制定された日です。
制定される前年には、甚大な被害があった伊勢湾台風が襲来するなど台風シーズンでもあるわけです。農家では稲が開花する重要な時期、漁師にとっても出漁できるかどうかとともに、気象は生死に関わるほど大きな影響がありました。
そして、同様の雑節「二百二十日(にひゃくはつか)」もいわば厄日でした。現在のように台風の予測ができなかった時代には、人々は風を鎮める祭りなどを行って農作物の収穫の無事を祈ることも。風祭りは全国各地にありますが、例えば富山市八尾町で行われる越中八尾「おわら風の盆」などは特に有名ですね。
現代は超情報時代であり、そして平和な日々。そんな中でとかく忘れてしまいがちですが、いつ来るか分からない災害に備えての避難訓練や防災用品の点検などはこまめにしたいものですね。
KSこいち