サンドラの思い出
2020/5/9(土)
大昔、サンタバーバラという街に(アメリカ・カルフォルニア)に仕事に行った時があります。私が20代前半ですから、相当前です。
そのとき、夏にポットラックなるパーティにお呼ばれしたことがあり、ホテルのコックをしていたサンドラさんの手料理を庭で食べたんです。
サンドラはメキシコからの移民でした。メキシコ料理は辛いとおもこんでいた私には、とっても優しい野菜料理。
お肉でとった熱々のスープに生野菜を自分で好きに入れてたべるというもの。野菜のほかにチーズやお肉も入れたりします。コーンをはじかせた、ポップコーンみたいものありました。
少し汗ばむ陽気になると思い出します。いまはコロナで、みんな同じ鍋からスープをすくったり、好き好きに野菜を籠から取って入れる。こんな何気ないあたりまえのことが、世界中が平和でないと、このポットラックもみんなで同じ釜の飯を食べる的なパーティはできないのだなぁ。
その時は当たり前だったことが、この上ないハッピーな共有時間だったのだと、しみじみ懐かしく思います。
サンドラのスープはごくごく簡単にアレンジしてあります。
時間のある人は、本格的にお肉でスープを作ってみて下さい。
(撮影:A.Soeda)
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