土鍋は読んで字のとおり、土の焼きもの。鍋をうらがえしてもらうと、わかりますが、具や汁をいれる鍋部分は、つるりとしていますが、裏返すと土をかんじる素焼きのままです。
鍋物などをした後に、鍋を洗う時、裏の鍋底部分をぬらしてはいけないと、料理・台所仕事に詳しいその筋の人から聞いたことはありませんか?
そうなんです、その素焼き部分から、水分をすいあげ鍋そのものに水分を含んだまま、使うと、火にかけたらひび、割れの原因になります。
かといって、きれいに洗いたいですから、その言いつけを守って、鍋底裏をぬらさないように土鍋を洗うのは至難の業。
そこであまり気にせず、よく中も外も洗い、そのあとは完全に乾くように底を上にして、よくよく乾かすようにしましょう。
その際、下に新聞紙を敷くと、新聞は水分を拭き取り、程よく潤いを持つ紙ですから、あれば新聞誌の上で乾かすといいですね。