ピザやパスタに欠かせないハーブとして日本でもすっかりおなじみになったバジル。前回、イタリアンの特集のときには、イタリア語でバジリコと記しましたが、同じです。
人との関わりは古く、聖書にも登場しています。バジルはシソ科の植物で、香り成分が豊富に含まれます。
胃腸の働きをよくして膨満感を緩和したり、痛みを和らげたり、抵抗力を増したりなど、さまざまな作用があると考えられています。実際、日本の大葉(青じそ)と、大変似た香りを持つと思います。
バジルは、トマトやパプリカなどの夏野菜やチーズとの相性がとてもよいので、一緒に焼き込んでも、しっくりまとまります。
今回は、一昨年あたりから火がつき始めたケーククサレ。@12506@に入れ、砂糖は使わず、少し塩味を効かせるのがポイント。汗と共に塩分も失いがちな夏ならではの惣菜ケーキです。
ケーキというと、甘いイメージが日本人にはありますが、いわゆるブレッド(パン)の感覚で焼いてみて下さい。ひと切れカットするたびに夏のビタミンカラーが心と体を元気にしてくれます。
また、バジルはスッキリ作用がありますので、疲れた日の夜、バジルの入った白湯を一度のんでみてくださいな。かなり、気分爽快になりますよ。受験生にも、おすすめの飲み物かも知れません。
青じそに似ていることから、比較的に日本人がすんなり受け入れてきたハーブのひとつですから、いろんな料理にドンドン使ってみて下さい。
教えてくれた人:吉開有紀(国際中医師)