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肌ケア食事以前の基本(2)


さて、肌ケア食事以前の基本(1)を読んでいただけましたか?今日は中医学の考え方の髪・爪について、吉開先生のお話です。女性にとって、髪・爪はおしゃれをする上でも大事な身体のパーツですね。

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さて、髪と爪に関して、中医学には“髪は血の余り・腎の華(はな)”といい、髪の状態は腎の機能と血液の状態によるところが大きく、髪を美しく保つには、腎機能を強化し、血液を養うことを心がけます。

爪には“肝の華は爪にあり”という言葉があります。爪は肝の状態をもっともよく表すという意味で、肝を丈夫にし、血行をよくすることで、爪の美しさが保てるという考え方です。

髪も爪もお肌の一部、栄養をしっかり与えてあげたいですね。

皮膚細胞は通常4週間ごとに新しいものに生まれ変わると言われますが、残念ながら年齢とともにそのサイクルは遅くなってくるのです。

食べものが体も肌もつくっていることを考えれば、バランスのよい食事で体の新陳代謝を促し、質の高い肌代謝(ターンオーバー)を目指しましょう!

バランスのよい食事とは、栄養学では、必要な栄養素をまんべんなく摂ること。薬膳(中医学から考える食事学)でいうバランスとは、不足を補い、余分を取り除くこと。

つまり体の弱っているところを補強し(「補」)、体に溜まった老廃物はスムースに排泄させること(瀉<しゃ>)を基本にしています。

例えば、気力、体力、血液、体液、骨などをつくるには「補」の性質を持つ食べものを積極的にたべましょう。
逆に便秘をしたり、体内に水分が停滞したり、血行が悪かったり、肥満などには「瀉<しゃ>」の性質を持つ食べものを摂るようにしましょう。

今回の肌特集は、こうした薬膳の考え方を基本に、お肌によい栄養素も組み合わせ、夏から秋の変わり目にぴったりの、スペシャルなレシピを集めました。

肌トラブル改善レシピ

食べものが持つさまざまな特性を活かして、普段の食事でお肌を内側からお手入れ ― そんな気持ちで楽しみながら作って食べていただけたらと思います。そして、美しい肌のためには、腸を健康に保つことも大切ですので、これも頭の片隅においてくださいませね。

(吉開有紀)


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