トマトは茄子科の野菜です。歴史は大変古く、南米のアンデス地方で生まれ、17~18世紀ごろ日本に渡ってきました。入った来たときは、唐柿(とうがき)と呼ばれ、食べ物ではなく、観賞用です。
明治時代にはチラホラと食べる人も出てきましたが、爆破的に食べらるようになったのは、戦後で、いまはもうあまり作られていない、ファーストトマトという品種。
30歳以上の人には、その味も形も記憶があると思います。今、主軸の桃太郎という品種から比べると、皮がかたいので、皮を湯むきして使うことがほとんどでした。
現在、トマトは1年中ハウスで作られていますが、露地栽培のトマトは6~8月が旬をむかえ、太陽を燦々と浴びた夏のトマトは、ビタミンCやβ‐カロテンなど、体に抜群な成分がいっぱいです。
トマトの成分には、血液をサラサラにする効果が期待でき、そのほかにも動脈硬化や老化など防ぐとも言われえています。また、昔から【トマトが赤くなれば、医者が青くなる】こんな言葉を聞いたことが、あるかと思いますが、それほど健康にいい野菜なのです。
トマト独特のさわやかかな酸味が、消化を助けてもくれますので、夏の暑い時期には積極的に食べたいですね。
近頃はミニトマトだけでなく、少し大きめのミディトマト。また、火入れ専用のトマトや、細長いトマトや、フルーツトマトなど、トマト売り場は賑わいを見せています。