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パプリカ(ピーマン)




パプリカの原産国は中南米といわれ、コロンブスによってスペインにはいって、ヨーロッパ全域に広がったと言われています。日本では、数年前までパプリカ唐辛子と区別するうえでも、ジャンボピーマンという表記がされていることが、多かったのです(今もあります)。

パプリカは、昭和の頃から輸入野菜の特別なものという、認識が強く、その多くはオランダから輸入されることが多かったと思います。その後輸入先は韓国へと、変わってきています。

同時に、日本の農家でも、九州や長野でも作られるようになり、北海道や東北でも近年だいぶ作るようになり、味も輸入のぱぷりかとは微妙に違うのがわかります。

現在、トマトは1年中ハウスで作られていますが、露地栽培のトマトは6〜8月が旬をむかえ、太陽を燦々と浴びた夏のトマトは、ビタミンCやβ‐カロテンなど、体に抜群な成分がいっぱいです。

パプリカはトマトを同じナス科の野菜で、トマトがナス科のナス属に対し、パプリカとピーマンはナス科のトウガラシ属になります。ハンガリーパプリカと区別するために、ベル型ピーマンとか、オランダピーマンなどといった時期もありました。

輸入され、それなりに流行った20〜30年前は、微妙な色や、黒に近い紫や、オレンジ、おなじみの赤、黄色など、色が豊富で、輸入野菜コーナーが花屋のようだったことを覚えています。オランダということもあり、売り場でジャンボピーマン(パプリカ)を見ながら、チューリップをおもいだしておりました(関係ないですのにね)

現在は、たまにオレンジは見ますが、そのだいたいは赤・黄になり、名前はパプリカという呼び方が定着してきたようです。

さて、パプリカの栄養価は、ピーマンも含め、見ための通り、ビタミンCとカロテンの含有量は優秀で、カリウムも多く含まれるので、血圧上昇を抑えると言われています。他に、ゴーヤーやトマと同じく、風邪予防、老化予防、心筋梗塞などにも効果があるとされ、緑のピーマンより、赤のパプリカはカロテン含有量が倍と言われています。

夏を元気に乗り切るには、太陽を燦々とあびた夏野菜が、どれだけ体にいいか!暑くてうんざりの夏ですが、この夏だからこそ、おいしい夏野菜があることに、感謝せずにいられないですね。

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