ともみ先生の
栄養と頭脳
講座
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何事も集中力が大事
柑橘類すごさのヒミツ
集中力を高める
には、精神をリラックスさせるということも大切だと思います
精神をリラックスさせるのに良いとされている成分の一つに、『シトラール』というものがあります
シトラールは、その名の通り柑橘類(シトラス)に多く含まれている成分で
、オレンジやグレープフルーツ、レモンなどに含まれています。
お子さまの勉強中
に、柑橘類のデザートや温かいレモンティー、レモネードなどをそっと持って行ってあげると気分も変わって良いかもしれませんね
温かい飲み物は、冷房で冷えた内臓を温め、気持ちもホッと安らぐのでおすすめです
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賢くなる
“脳”に良い食材 夏休み
だからといって朝寝坊し
、朝食抜き
なんて生活を送っていませんか?
このような生活が、実は脳には一番よくありません

脳のエネルギー源はブドウ糖です
。ブドウ糖は体内に蓄えられる量が限られているので、一回食事を抜くと、脳に十分なブドウ糖が供給されず
、脳の働きは悪くなります
そのため、まずは脳の健康のためにも規則正しい食生活を送ることが大切です

次に、食事のバランスです
なかでも不足しがちなミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛)は脳の働きに影響を与えるので積極的に摂りましょう
。ミネラルは成長期に欠かせないとても大切な栄養素です。
さらに、+αの脳によい成分としては、DHAの摂取がおすすめです
それでは、栄養素別に、脳への影響を簡単にお話ししますね

■カルシウム
脳内の神経伝達物質のやり取りをスムーズにします。
(主な食材)
乳製品、小魚、干しえび、ひじき、凍り豆腐等など
■鉄
脳内の神経伝達物質の合成に関与しています。
(主な食材)
レバー、ひじき、あさり、かつお、納豆など
■DHA
脳細胞の材料となる他、神経伝達物質のやり取りをスムーズにします。
(主な食材)
あじ、いわし、かつお、うなぎなど
■亜鉛
成長の基となるたんぱく質の合成や、ホルモン、酵素の生成に必須です。
(主な食材)
牡蠣、帆立貝、うなぎ、レバーなど
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気合を入れる
スパイス&ハーブ
夏休みの宿題…
お父さんやお母さんがお手伝い
、なんてことになっていませんか?
そんな時、気合を入れて宿題に挑む大人のために夏
オススメしたいスパイス&ハーブをご紹介します

■クミン
漢方では胃薬として用いられています。特有の香りとわずかな辛味があり、カレーのスパイスとして使われています。
■ペパーミント
ハッカともいわれる清涼感のあるハーブなので、心と体のリフレッシュにおすすめです。消化を助ける作用があるので、夏バテ気味の方におすすめです。
■ジャスミン
胃の疲れをとる作用があります。興奮した神経を鎮め、気分を明るくするので、ストレス解消にもおすすめです。
■シソ
食欲増進、殺菌作用があります。カルシウム、鉄などのミネラルも含まれています。
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自由研究は終わった?
夏の休憩おやつ
疲れている時
、甘いものが食べたい
と思ったことはありませんか?
これは、体がエネルギー不足
を感じた時や、甘味の癒し効果
を求めている時の自然な欲求かもしれませんね
勉強の後や遊んだ後は、多くのエネルギーを消費
しています。
たくさんのエネルギーを使って疲れた体
には、消化吸収がよく
即エネルギー化するブドウ糖を多く含む食品を摂るとよいでしょう
バナナ
やぶどう、メロン、びわなどの果物
や、はちみつ入りの飲み物
などがおすすめです。
また、脳をリラックスさせる甘さが魅力
の小豆のお菓子は、ブドウ糖の代謝をスムーズ
にするビタミンB1が多く含まれているので、こちらもおすすめです
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[プロフィール]
加藤 智美
管理栄養士、サプリメントアドバイザー。
女子栄養大学を卒業後、野口医学研究所、東京ライフクリニックに勤務。現在は子育てをしながら在宅栄養士として活動中。
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