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二十四節気 食ごよみ

小雪(しょうせつ)
新暦11月22日頃〜
寒さが徐々に厳しくなり、北国からは初雪の便りが届き始めます。この頃から西高東低の冬型の気圧配置になる日が多く、北よりの風が吹き込みます。
▲次の24節気は大雪(12月7日頃〜)です。

お節介訓 その20
小雪は、体を滋養し蓄えて、寒さへの抵抗力を高めます。活動を少し控えてゆったりと、スローペースで過ごします。

小雪のおすすめは
 寒くなってきました。根菜たっぷりのホカホカおこわでほっとひと息。
滋養のあるものを食べて体に力を蓄える。忙しくなる師走前にはそんなご飯時間が大切です。

甘栗入り根菜おこわ
寒さへの抵抗力を高めましょう!

薬膳のポイント>大地のエネルギーをたっぷり含んだ冬が旬の根菜は、ビタミンやカリウム、食物繊維も豊富。栗は冬に弱りやすい腎を補い、もち米は胃を温め、お腹の働きを高めてくれます。冷えや慢性疲労を感じているときにはぜひ摂り入れたい食材です。

小雪食べもの語り
 昼間の時間がぐっと短くなり、夜の始まりが早くなりました。北風が木々の葉を落とし、街の色みも次第にモノトーンに。本格的な冬の到来目前です。

 暦の上では立冬から立春の前日までが冬。寒さで陽気が抑えられ、冬至までは陰気が増長していきます。冬の養生の基本は、「閉蔵(へいぞう)」といい、精気(生命エネルギー)を閉じこめ、陽気を体内に蓄えることを大事にします。

 これは中国最古の医書『黄帝内経(こうていだいけい)』に書かれている、「冬は天の陽気が万物から遠ざかり、万物の精気が閉じこもる」という考えからきています。この書には冬の理想的な過ごし方として、直に寒さにふれず、体を暖かく保ち、早寝して朝は少し遅く起き、過労で汗をかいて陽気を逃さないこと。さらには、心を静かに安定させ、志はそっとしておくこと、という文言もあります。まるで、冬は大きな行動を無理に起こすことはないよ、と言われているかのようで、ちょっとホッとします。

 自然界を見渡せば、動物は冬眠に入って体を休め、植物は種の中に新たな命をおさめてじっと春を待っています。ひょっとすると、人間だけが、冬も他の季節と変わらずに忙しく暮らし、エネルギーを消耗し続けているのかも!?

 春、梅雨、夏、秋と過ごしてきた体。冬は活動のペースを少しだけスローにし、滋養のあるものを食べ、体を整えて蓄える―そんなふうに過ごしたいです。

薬膳的!小雪、これ食べたい!
 小雪の頃は、体を温める食材と大地のエネルギーを吸収した旬の根菜や栄養豊富な野菜をたっぷりと食べ、寒さに対する抵抗力も高めていきましょう。

根菜のクリームシチュー
大地のぬくもりをいただいているようなシチュー。心と体がぽっとあたたまります。

 まずおすすめは、「根菜のクリームシチュー」。胃腸を温め、疲労回復におすすめの鶏肉に、胃腸の働きを高めるカリフラワーとじゃがいも、血を養うにんじん、体を潤し、胃の粘膜を保護し、血を巡らせるれんこん、利尿作用に優れ、体の老廃物を取り除くごぼう。旬の根菜はゆで汁も全部使って美味しさを丸ごといただきます。体を温める生姜の薄切りをひらりと入れて味をひきしめ、体を冷ます作用のあるごぼうとれんこんの寒性を緩和します。

鮭と野菜の蒸しグリル
鮭と野菜が互いの旨みを高めあう。寒い日に、白いご飯がすすむあったかいおかずです。

 寒さに負けたくない!そんな日には「鮭と野菜の蒸しグリル」。鮭は胃を温めて働きを高め、気血を補う作用があるとされ、寒さへの抵抗力をつけるのにおすすめです。にんにく、カレー粉でさらに体を温め、活血力もアップ!胃腸を元気にするキャベツ、じゃがいも、気の巡りをよくする玉ねぎを一緒に焼くことで栄養もたっぷりです。アツアツを食べるとお腹から元気がわいてきます。

 師走にかけては何かと気ぜわしくなりますが、時には温かいお茶でも飲んでほっとひと息。陽気を内に守りながらゆったりとする時間もどうぞ大切に。

▲二十四節気とは、1年を24等分にした旧暦上の季節の目印です

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2018/12/07

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