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幸せを呼ぶ|豆仕度

豆は畑で収穫されるもので、乾燥されたコロコロしたものしか店頭では見かけませんが、莢の中に実がなり、乾燥された状態で売られているのがいわゆる“豆”です。

日本では昔は甘い煮豆が主流でしたが、戦後世界中から様々な料理が入り、豆料理の幅が広がってきています。いまもなお、知らない豆料理が沢山!今では当たり前になっているチリビーンズや、チリコンカルネ、カレーやサラダなどは、30〜40年くらい前まではまだまだ、珍しい豆料理として紹介されておりました。

それと同時に、豆をもどすという手間に時間をかけられない忙しい人のために、缶詰(欧米では古くからありますが)ですぐに使えるドライパックや水煮の種類もだいぶ増えました。

豆料理というのは、豆を戻す時間が必要なだけで、戻すことそのものは、単純で簡単な調理なんです。そして、缶詰を買うより美味しいこと、そして沢山できるので経済的です。多めにもどして、使う分だけを小分けにして、豆ライフを楽しみませんか?

近ごろ、健康食材としても、見直されている豆は食物繊維やポリフェノールが多く、日常に取り入れたい食材ですし、“豆”とひとくくりにしても、色形が違うだけでなく、味も食感も異なるので毎日楽しんでも飽きが来ません。

それにね、不思議なことが一つ。お豆さんをゆでたり、もどしたり、面倒見ていると、心優しい気持ちになれるんですよ。なぜでしょうねぇ。

すぐ食べる豆レシピ

豆ピラフ
トマトをベースに豆を炊きこむピラフです。本格的に豆を戻す人は、赤いんげん豆、えんどう、うずら豆などがおすすめ。

豆とさつま芋のサラダ
これは元気の素、ポリフィノールというテーマにこだわってみました。もどすなら、金時豆か紫花豆がおすすめ。紫がテーマ。

春キャベツのマフィン
新キャベツが出てきたついでに、ポップな豆のサラダを、マフィンに詰め込んでみました。大きいお口でパクリとどうぞ。

フムス
ひよこ豆ことをペーストにして食べる、中近東の定番料理。パンにのせていただきます。戻しても、缶詰でも、どちらでもうまく作れます。

寒い季節の煮込み料理

チリコンカルネ
スペインのチリを使った豆料理です。アメリカではチリビーンズとも言います。豆を戻す人は、いんげん豆、金時豆などがむきます。

豚肉とひよこ豆の煮込み
ひよこ豆を使った中近東風の食べ方です。下はご飯ではなく、現地でよく食べられるクスクスという、小麦粉できたお米のようなパスタ。

牛すじと豆のミネストローネ
冬料理の代表格はすじ肉。これはイタリアでもよく食べられる食材。どんな種類の豆とも相性良く仕上がります。

カッスーレ
フランスの家庭料理。いんげん豆と肉を煮込みます。白いんげんはまだ、缶詰がないので、是非戻して作ってみてね。幸せな味ですよ!

甘い豆おやつ

黒砂糖と小豆のバターケーキ
お汁粉作るついでや、下のシロップ漬けを作るときに、ちょいととりおいて、こんな焼き菓子はいかが?お茶、紅茶、珈琲どれにでも仲良し。

豆の薄焼きパン
豆の甘煮を煮たら、人気の豆入りパンを作りましょうよ。ときどきポクッ、ホクッと口の中で甘さが広がるのが嬉しい。

小豆のシロップ漬け
豆はつぶさずにコロリコロリと煮てくださいね。甘いシロップでサラリとあっさりいただくおやつ。和のおやつだけれど、どこの国でも受けそう。

豆と胡桃のエスニックぜんざい
まだまだ寒い日もあります。胡桃もシナモンも体を温め、気持ちもやわらかな気分になる素材。いつもと違ったお汁粉をどうぞ。

大豆という日本の味

大豆めし
青大豆と、黄色い大豆とは、明らかに味が違います。そのどちらでもできますので、楽しんでみてください。

青大豆のサラダ
青大豆は地元東北では、アオバタといったり、豆屋さんでは浸し豆用とも書いてあることも。いわゆる“うぐいすきなこ”のお母さんですよ。

大豆のホットサラダ
こちらはいつもの黄色がかった白い大豆で作る方が、向いています。青大豆と比べると、あっさりしているからです。

ひじきと大豆のご飯
こちらは日本の定番ご飯料理、まさに海山の幸をご飯に炊き込みます。大地の味をしっかり召し上がれ。

豆の種類によって、いきなり茹でていいもの、あく抜きの必要なもの。一晩浸すものがあります。あとは、コトコト、弱火でゆでるだけです。最大のコツはごく弱火とびっくり水です。
調理の知恵袋
びっくり水とは?

水洗いしたら、すぐに火にかけて、茹ではじめていい豆
小豆、ささげ、大納言、レンズ豆、緑豆

一晩5倍ほどの水に浸し、翌日茹ではじめる豆
白いんげん豆、大福豆、虎豆、金時豆、うづら豆、大豆など。

一晩たっぷりの水にもどし、翌日茹でこぼして、アク抜きしてから茹ではじめた方がいい豆
白花豆・紫花豆、赤えんどう

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