まさしく今が旬!竹の子は“筍”とも書きますね。穂先をわずかに地上に顔を出したその時、竹の子堀りの名人たちによって収穫され、街の八百屋さんへと出回り、竹の子はまさしく今、王様的存在です。竹の子は生でも食べられるとも言いますがあれは、収穫してすぐのお話。
竹の子は時間の経過とともに、えぐみが出てくるので、買ってきたらとにかく一刻も早く茹でることです。最近は八百屋さん自らが、茹でてくれたものを店先で売っているところも多くなってきました。忙しい人はそういうものを利用して美味しい旬の味を召し上がってくださいね。まずはみんなが大好きな竹の子をつかったご飯を是非!
味の違いにびっくり
基本の茹で方は丁寧に
竹の子をつかったご飯もの
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◎韓国風筍めし
ごま油と葱風味がアクセントになり、おかわりが絶対したくなります。
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おかずでいくなら
コレがおすすめ!
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◎筍焼売
蒸籠でむしあげていると、家中に春の香りがしてくる。グググーッとお腹の声。
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◎春の煮浸し
やさしさあふれる春の小さなおかずです。煮汁ごと召し上がってくださいね。
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小さいけれど粋なもの
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◎竹の子の木の芽あえ
忘れてはいけない、ニッポン食の文化的味わい。しみじみ美味なのであります。
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◎竹の子甘佃煮
竹の子が沢山ある時には、こんな風にしておくと常備菜に嬉しい。
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◎中国風揚げ竹の子
揚げて絡めるだけのいたって単純な料理ですが、味わいは繊細です。
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竹の子のこと・・・
竹の子の初物は早くて1月、それから2月3月と徐々に出てきて、4月が一番の出盛り期。一番よく見かけるのが孟宗竹で、太くてずんぐりむっくりしたもの。穂先がわずかに見えたところで掘り起こします。その後、4月の終わりから5月になると、やわらかだけど食感が独特な淡竹(はちく)という、細長い竹の子が出てきます。
竹の子は時間をおうごとにアクが増え、どんどんとえぐくなりますので、できれば採れた日や買ってきたその日にうちに、一刻も早く茹でてしまうのがベスト。どんな新鮮な竹の子も最低1時間は茹で、しっかり水にさらすのがコツともいえます。忙しい現代人には、新竹の子を料理するのは難しいのかもしれませんが、たまには自分でやってみようと時間を作って、旬の味わいをぜひ楽しんでください。
とても無理・・・ということであれば、八百屋さんで『茹でたのある?』と聞いてみてくださいね。買ってきた竹の子はザブザブ洗い、使うまでたっぷりの水につけておきます。自分で茹でるに越したことはありませんが、買ってきた竹の子でも、新ゆで竹の子なら、その味わいは十分楽しめます。