KATSUYOレシピ

秋の薬膳カフェごはん

秋のお散歩途中にあったらいいなと思う、“薬膳カフェ”のメニュー。
体を乾燥から守ってくれる旬の食材がいっぱい!もちろんお腹もいっぱいになりますよ。 いつもとちょっとちがう盛り付けをしたりして・・・ホッとできる空間を、お家でもつくって、薬膳ごはんをゆっくりと味わいませんか?
夜の長い、秋ならではの楽しみです。

薬膳監修&コラム:よしかい ゆき

体を乾燥から守る
おすすめ食材

乾燥から守ってくれる食材<1>
れんこん・里芋・梨




体を潤し、胃腸の粘膜を調えるれんこんと、低カロリーで栄養価の高いしめじ。オーブンで焼いて、体を潤す水菜と和えました。食感のメリハリ、味わいの一体感、冬風邪予防も期待できます。




独特のぬめりがコレステロールや血圧を下げるといわれる里芋。薬膳では、胃腸の機能を高め、痰や体内のしこりをやわらげて出しやすくすると考えられています。肺と腸を潤す松の実とチーズを散らして、ハイ、おいしい和製イタリアンのできあがり!




梨は、体の余分な熱をとって、潤いを与え、痰をとってのどの炎症を鎮めるといわれます。ほんのり甘く煮た梨は、体を冷やしすぎず、やさしい味です。


乾燥から守ってくれる食材 <2>
豚肉・鴨肉




シンプルは美味しいの代表格。ちょっとしたコツで、豚肉ってこんなにジューシーだったのねと実感できます。食物繊維、ミネラル豊富な雑穀を添えて、うーん、元気が出てきそう。




体を潤し乾燥から守ってくれる豚肉。焼き色をつけてから、たっぷりの野菜と一緒に弱火でじっくり煮込みます。肉と野菜、一口ほおばるごとに、体がみずみずしくなるみたい。




独特のうま味とコクのある鴨肉は、胃腸を丈夫にしてくれるので、疲れ気味の人におすすめ。肺を潤し、のどの痛みを緩和してくれるはちみつをソースに使いました。


乾燥から守ってくれる食材 < 3 >
いわし・さば・ホタテ




いわしは体を温め、血液をきれいにして気血を補います。健胃効果のあるじゃがいも、肺と腸を潤すチーズ、信じられないくらい単純な調理法で、体力アップいたしましょう。




秋から冬、脂がのりうま味成分も増加するさば。血液サラサラ効果のほか、肺の弱まりを助け、疲れやすい体に元気をくれます。旬の魚のありがたさ付け合わせの里芋と春菊は秋の養生にはもってこいです。




ふっくらとした身にうま味をたっぷり含んだ帆立は、体に潤いを与えます。高たんぱく、低カロリーなのも嬉しい。さっとボイルした後の煮汁を使うソースは、まさしくボンファム(貴婦人)の味。




体を潤し胃を元気にしてくれるホタテと血液の流れを調えるチンゲン菜。肌を乾燥から守ってくれる卵でふわりとつつみこんだ中華スープ。作るの5分、味は本格派なり。


乾燥から守ってくれる食材 < 4 >
豆乳・豆腐




肺と腸を潤し、痰をとって咳を鎮めるはたらきや利尿作用のある豆乳。あっさり味のカルボナーラと思いきや、豆乳に火をいれると、驚くほどのとろみとコクが生まれます。




肺を潤し痰をとる豆乳。気の滞りを解消し、消化を促進する大根。気を補って胃腸を元気にするきのこと鶏肉。材料はすべて白。偶然ではありません。薬膳では、“白いものは肺を清め、美しさをもたらす”と言われています。




独特な香りが嬉しい春菊はこれからが旬。肺を清め、痰を切り、咳を鎮め、胃腸のはたらきを高めます。体を潤す白ごまが入った和え衣はコクがあってなめらか。“体と肌が欲していたっ〜”、と気づくかも。



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