マイレシピ
おせちとお雑煮
お正月料理といえば、おせちとお雑煮。
今やおせち料理は買うという選択も出来る時代ですが、家庭の味としても後の世に伝わっていって欲しいものです。そう難しい料理はありません。作ってみたいと思ったら是非取り掛かってみて下さい。
◎
なめことセリのお雑煮
なめこのつるっとしたきのこの美味さとタップリセロリの山の味です。鶏からもだしがでて旨いのです。
おせち料理
代表的なお正月料理といえばおせち料理。両端が細い柳の祝い箸を使って、一方を神様、もう一方を人が使い、共に年神様への供物である、おせち料理を頂きます。柳は雪や風に耐え折れにくいので、こちらも長寿を願う縁起物です。
「お重に詰めてみましょう」
四段のお重に詰めるのが正式といわれていますが、今では三段重や大皿盛り、一人盛りと地域や家庭によって様々です。
◎
仕込みポイント!
黒豆やシロップ浸け、など、時間のかかるもの、日持ちがするものは、27日くらいから、仕込みをはじめます。
◎
仕込みポイント!
30日、数の子の塩抜き、きんとんやだて巻き、田作りなど、どんどん仕込んで大丈夫。冷蔵庫や寒い所で保管を
◎
仕込みポイント!
煮物や二の重の魚料理、肉料理は31日に作りましょう。早めに作っておきたい場合は、31日に1度火入れを。
「少人数のお正月なら、、、」
お節料理を最小限にするなら、祝い肴(黒豆、数の子、田作り又はたたき牛蒡)と雑煮があれば、それで十分。お正月が祝えます。
◎
祝い肴三種
「三つ肴」ともいいます。日本中で作り続けられてきたお節の顔です。
縁起食材のいわれを再確認!
歳神様への供物であり、家の繁栄を願う縁起物で、新年のめでたさを祝い、その年の健康、厄祓い、子孫繁栄など一品一品に願いが込められています。
お正月の黒豆
マメで健康でありますように!黒は邪気を祓います。
田作り(基本)
かつて、田畑の肥料でもあった鰯に、五穀豊穣を願います。
八幡巻き
地中深く根を張る牛蒡の様に堅実に。家の安泰を願って。
海老うま煮
長い髭と曲がった腰を老人に見立て、長寿を祈願。
れんこん煮物
穴が突き抜けている事から、見通しが良い様に。
きんとん
金塊に見立てて、裕福な一年を願います。
昔ながらのだて巻き
書物の巻物に通じ、学問、文化繁栄を願います。
昆布だけ巻き
よろこぶ、の言葉にかけて。
お雑煮
お正月に雑煮や餅を食べる習慣は江戸時代に広まったといわれています。
年越しに神様に供えた餅や産物を元旦に下げ、それを新しい火と水で煮込んだのがお正月の雑煮でした。
新年に神様をお迎えして同じ雑煮を頂く事で神様と強くつながり、『今年も一年、家をお守り下さい』と、願いを込めます。
雑煮は昔も今もお正月料理の主役です。
ふるさとのお雑煮「すまし仕立て」
◎
東京雑煮
東京風はしょうゆ味、小松菜、鶏肉が基本。
◎
福島雑煮
福島地方では、凍み豆腐をいれる雑煮をつくる地域が多いそうですよ。
◎
石川県の雑煮
もちろん各家庭でも違いますが、シンプルなのが石川雑煮です。
◎
土佐雑煮
土佐出身の宮尾登美子作“つむぎの糸”のエッセイの話より食べたくなって・・・
◎
長崎雑煮
日本一具沢山といわれています。
ふるさとのお雑煮「みそ仕立て」
◎
奈良の雑煮
特別な材料はなし。でも、ちょっと変わった雑煮です。
◎
あん餅雑煮
香川県ではおなじみのお雑煮。不思議とまた食べたくなる味です。
◎
大阪の雑煮
ちょっと甘い白みそ仕立てが大阪のお雑煮。ゆでた丸もちも特徴。
ふるさとのお雑煮「小豆仕立て」
◎
鳥取雑煮
鳥取県のお正月の餅料理はこれではじまります
これもおすすめ「変わりダネ雑煮」
◎
三日目雑煮
チキンとかつおのだしが合わさって旨み倍増◎
◎
スジ肉とニラの雑煮
スジの入ったなんともいえない、うまみとコクはこれじゃないと出ないんです。
◎
豆乳鶏雑煮
豆乳大好きさんなら、この雑煮。鶏肉のうまみと出しと豆乳の甘みがじんわりと美味しい。
「今年もよい年でありますように」と、新年の始まりを祝う事で元旦は始まります。
人間の命は自然と同じように循環するという日本人の考え方によると、お正月は命が更新されるときでした。そういった大きな力を動かす源が、米のもつ神聖な力がこもった餅や酒です。
そもそもお正月は、お屠蘇を飲んで雑煮やお節料理を頂き、それぞれに新しく授かった生命力を「おめでとう!」と家族で祝い合う家庭のお祭りなのです。
特集バックナンバー
特集一覧へのリンク
特集レシピ全紹介
春(3〜5月)
特集レシピ
夏(6〜8月)
特集レシピ
秋(9〜11月)
特集レシピ
冬(12〜2月)
特集レシピ
マイレシピ一覧
KATSUYOレシピTOP
ページトップへ▲
お知らせ
利用規約
特定商取引法に基づく表記
コンテンツ提供元
対応機種
お問合わせ
編集:取材協力
(株)小林カツ代キッチンスタジオ
制作・構成協力
(株)本田明子キッチンオフィス
(c)Net Dreamers